センチメンタルな雨、センチメンタルな夏

今日は一日雨。

ニュージーランドから帰国している友人とのピクニックは流れ、

おうちでテレビ三昧。

いい番組見ちゃった。

アラーキーが癌なの知りませんでした。

今日、たまたまNHKで放送していたアラーキーのドキュメンタリー。

やはり、彼は天才だな。

フォトグラファーっていろいろいるけど、彼の才能はずば抜けてると思います。

なんでだろう？

って思ったんだけど、もしかして、カメラってすごく性格出るものなのね～と思った。

テレビからにじみ出てくる彼の性格の奥深い優しさと写真と被写体に対する

執念にもにた愛情。執着心。力。

全てが写真に表れているのね。

彼は、ほんとに天才だ。

以前も書いたと思うんだけど、美しいものをより美しく、撮るのはまぁ、

ある。

けど、ほんとに、彼の写真はほんとにリアルでライブ。

本物よりほんと。なぜなら、ただ見ただけではわからない、

ストーリーすら透けて見えるから。

きれいな写真はいっぱいあるけど詩的な写真てあまりない。

彼の写真はストーリーまで透けて見える。

感情を揺さぶられる。

ほぉ～。きれい。と感心はしないが、涙が出る。

どんな対象も最高の瞬間を切り取ってる。

そして、女性を被写体とした写真はその人のにおいまで伝わってくるような、

色気に満ちてる。

このドキュメンタリーで、普通の主婦のヌードを撮るシーンがあったけど、

こんな撮られ方したらそうなるな～。

というくらい、優しい。そして、自分が世界で一番きれいだと思っちゃいそうな撮り方してる。

彼が自分をほんとに撮りたいと思ってるとモデルが感じているから写真の温度が

とっても高い。

これじゃ女性が最高にきれいな色っぽい表情しちゃうわけだ。



こんな写真撮れる人がこれから現れるだろうか？

荒木さん、頑張ってたくさん作品残してください。



私は写真撮られるのほんとにきらいなんだけど、この人になら撮ってもらいたいな～。

すごーく美人。。。とは言わないが。笑。

そして、すごーく美人に撮ることをかれはよしとしないでしょうが。

匂い立つようなすてきな写真を撮ってくれるのだろう。